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オーボエリード 材料(ケーン)その2
オーボエのリードを製作するにあたり、材料すなわちケーンの選択が重要であることは既に書きましたが、非常にまれに、とてもリードが作りやすいケーンに巡り合うことがあります。その様なケーンはリードメイキングマシンをかけただけで、手直しすることなく、コンサートでも問題なく使用することができるリードが出来上がります。まさに奇跡のケーンです。
かつて筆者は奇跡のケーンに幸運にも4回ほど巡り合ったことがあります。リードを作り始めて今日まで約40年ですから、平均すると10年に1回くらいの割合で、奇跡のケーンに遭遇できたことになります。
ケーンは海外より直接輸入したものを使用することがほとんどですが、奇跡のケーンは4回中2度ほど国内の楽器屋さんで手に入れることが出来ました。その時には効率的にリード製作の仕事を進めることが出来ました。神に感謝です。
現在でも筆者は常に、上記のような奇跡のリード材料を探しています。また巡り合って、楽しくリード製作の仕事を進めたいものです。
オーボエリード 材料(ケーン)
オーボエのリードを作成する時、材料(ケーン)の選択は最も重要な要素であると思われます。
材料は採取された産地、採取年度により傾向が異なり、リードの出来具合に大きな影響をもたらします。
自分の希望にあったリード材料に巡り合った時には、金鉱を掘り当てた様な喜びに至ることでしょう。
かつて筆者も何回か良質の材料を求めて、フランスに出かけたことがあります。何軒かリードの供給元を廻って自分にあった材料を探すのです。
幸運にも希望通りの材料に巡り合ったときには、買えるだけなるべく多くの材料を日本へ空輸してもらいます。
話は変わりますが、手に入れた時には良く思われなかったリード材料が、何年か放置しておくと鳴るようになった、などという話を聴くことがあります。私は40年オーボエのリードを作ってきましたが、そのような経験をしたことがありません。購入したときに鳴らなかった材料は、何年経ってもイマイチです。保管のしかたがいけないのかな・・・。
オーボエのリードを材料(ケーン)から制作している方がいらっしゃいましたら、どうか使っている材料の感想を教えてください。
そしてまだ材料からはちょっと、と二の足を踏んでいる方も、是非とも材料からのオーボエのリード製作に挑戦してみてください。最初のうちは失敗が多いでしょうが、100本も作ればいいものができるでしょう。
お互いにリード製作、頑張りましょう!!
シニアの方のオーボエレッスン
カンタービレのオーボエ教室ではシニアの方たちもレッスンに励んでいらっしゃいます。
お務めを終えられ、ひと段落したところで新しいことに挑戦されるシニアの方が多数いらっしゃいます。
オーボエは難しいとされる楽器ですが、カンタービレのオーボエ教室では、まったくの初心者の方にも解りやすく丁寧にレッスンをしています。
シニアのあなたもチャレンジしてみませんか?
電話 090-2167-5349 までお気軽にお問い合わせください。
水村一陽さん、大阪フィル合格
カンタービレのリードアシスタントをしていた水村一陽さんが、大阪フィル入団試験の3次審査をみごとパスし、はれて正式団員となりました。おめでとうございます!
これからも頑張って、良い音楽をお客様に聴かせてください。
本当によかったですね。益々のご活躍を!!
フレッシュコンサート 2017 開催
10月22日、さくらプラザでカンタービレの発表会、フレッシュコンサート2017を開催しました。
ラフマニノフ作曲の「ヴォカリーズ」、バッハ作曲の「主よ人の望みの喜びよ」、といったクラシック音楽から、QQ作曲の「果てない空」、マンシーニ作曲の「酒とバラの日々」などのポピュラー音楽まで、さまざまなジャンルの曲が会場に響き渡りました。
雨の降るあいにくの天気でしたが、ご来場していただいた方にこの場を借りて謝辞を述べたいと存じます。ありがとうございました。
ヤン トゥリ氏 公開レッスン
10月8日、カンタービレのレッスン室で、チェコのオーボエ奏者、ヤン トゥリ氏の公開レッスンが開催されました。
アマチュアの方からプロの方まで、トゥリ氏の熱心な指導を受講されていました。
曲目はモーツァルトのオーボエ協奏曲、ロッシーニ 絹のはしごなどのオーケストラスタディといった難曲が出そろい、緊張感のある中にも明るい雰囲気でレッスンはとり行われました。
日本クラシック音楽コンクール予選本選審査員
先日、日本クラシック音楽コンクールの予選、本選のコンクールの審査員をつとめてきました。
予選からハイレベルな演奏が続き、点数をつけるのに難しい思いをしました。
入選された方はおめでとうございます。惜しくも入選をのがした方は、また来年にむけて頑張ってください。
予選から一万人以上が参加する日本クラシック音楽コンクール・・・。皆さんも頑張って受けられてはいかがでしょうか?
音大受験生から朗報が次々と
今年も音大受験の季節がやってきました。
現在、カンタービレでは次々と生徒さんの音大合格の知らせが舞い込んできます。
皆さんよく頑張りました。おめでとうございます!!
寒いですので割れに注意!特にオーボエ
本当に寒い季節がやってきました。これからますます寒くなりそうです。
木管楽器、特にオーボエは割れに十分注意しましょう。
楽器をしまう時には第1オクターブキー、第2オクターブキーのホールに特に注意をはらって、水を吸い取り紙でとってからケースにしまいます。ケースにしまったら、ケースの上からビニール袋にしまうと、なお良いと存じます。
割れは修理しても元どおりになるわけではありません。この季節、気温と湿度の変化に十分気をつけたいものです。